2012/07/21

縄で相手を椅子に縛り付け、ことの有様全てを説明し、説明で責め立て
全てを納得させればそれもまた芸術表現なのかもしれないと思った午後。
人はそれを拷問と言いますが。



デヴィットリンチ展を観に渋谷へ。
遠くの方で、暗がりで人の頭の中を覗いているようだった。
まあ、おれの話であれなんだけど、おれは色彩表現が凄く苦手で
単色かあるいは二色ほど...みたいな絵しか描かないので
なんか、近いものがあるなあって思ってしまった。よく人と話すが
幾何学が素晴らしいとか。そういう類いの話。色が多すぎると
視覚情報を省いて観てしまうんだと思う。単純に阿呆なのかもしれないが。
うん、まあそういうこともあいまって、
紙に水がしみこんでいくように絵に入り込んで行ったんだと思う。
作品も素晴らしかったけど、作品のタイトルが本当ひとつひとつ素敵だったなぁ。
「街の上のスプートニク」や「She give me something」など。



明日はFILMREELのライブである。ライブバー溝ノ口12bunchでの出演である。
ライブバーでは初めてかな。新曲もやるし、ぜひのみに行くついでに
観に来て音を浴びるっていうことをしてほしいと思います。私らの時間は19:50から。


それではまた。

2012/07/07

結局のところ、おれがどうにかしなければならないのだ。
 問題は山積みというか、なんというか。どうだろう。
山積みだからこそ、
ひとつのことをいじってしまうとそれが崩れ またひとつの混沌とした、山が出来てしまう。

それをおれがどうにかしなければならないのだなあ。当たり前ですか。
うまく崩れないように、崩れるとしても、なるべく台無しにならないように
やっていかなくてはいけない。そう思う。
だからこそ、今の自分の状態っていうのは一体なんなんだとなおさら思うわけで。

動かすものを考える。自分が動かしてたこと。その考えに至るまでのソース。
大体思いつくけど、今はすごく実感が無くてすごく遠いものに感じる。
遠い夢の出来事というか。たわごとのようというか。
時点として止まっているものが いつまでも付いてきているというか。
こういうこと繰り返しているなぁ。打開するにはどうすんだっけな。

あんまり向き合っていないのかもしれない。
思い切りなんか楽器でも弾いてみようかな。
たまに楽器を弾いてては空しい気持ちになるんですが なんか、
こういうのって毎回きているんだよね。多分ね。

確信を持ってに掴めるものがあるからそれに急いじゃうのかね。
ないものをねだってもしょうがないかね。

それではまた。

2012/07/04

本当の暗がりや、奥底、というのもを知らない。
手に取れる暗がり、奥底はいくらでもある。迷路というよりは
迷路と思い込む迷路しか自分には無い。簡単に入り口に戻れるのである。
別に知らないでも目の前の出来事に翻弄されればいい、
ついにヒッグス粒子の全貌が解明されようとしていても、
難しい出来事、といって投げ捨てる事が出来る。
まあ無神論で、心霊も仏も信じられない体質なのだが
(おれがこういうことを言ってなにか影響の出るようなものじゃないし、まだ個人の域を脱していないから好きなことを言うけど)
科学は単純に昔から興味関心があるし、
そこには妙な他人の感情が紛れ込んでこないから
おれはほぼ気楽に受け入れられるわけ。他人の感情のリアリズムなど
憶測でしかない。きっと歪んでいるよ。自分の考えた他人なんてね。

酒はのんでいるけど、案外シラフなものです。
本当、よく日記に書くけど、自分のやっていることがたまに木の棒で火起こしして
それを全世界の人々に知ってもらおうとしているような途方も無い無力さや、
その行為の絶望的な場末というものを感じているのです。
場末感。場末じゃないところってどこだろう。渋谷か?渋谷や新宿なのか。
場末じゃない人間ってなんだ。ゆかりやコネクションがあるのか。
まるで大繁盛の居酒屋のような賑わいをみせていて
乗り換えがいっぱい出来て終電がなかなか無い人間なのか。
場末という言葉は、寂しい。そしてゼロに必死に足してもゼロにしかならない、
そんな響きがある。けど、大概の人は場末なのかもしれないと予測する。違うか。
豊かになんて、なれないのかもしれないな。そう簡単にね。
豊かを演出している人間は沢山居るけども。
特に音楽や芸術をやっているひとなら尚更ね。これは感じざるを得ない。

そんなさぁ、祭りのような人間を演出されちゃったら、
そりゃ地味で仕方が無いよなぁ。こんなのは。
そして、何もないのに何かを必死で作り出そうとしている何も無い
雰囲気だけで上澄みだけすくった人間、っていうのも頷けちゃうよ。
言いたい事はわかるかもな。概ね。仮想敵のようなのになっちゃうだろうな。
格好の餌食というか、
相手にとって理想的で倒しがいのある上になるべく自身を消費せずに
簡単に倒せそうな敵。理想的な敵かな。

世の中には漫画のような英雄もキャッチーな出来事も必然として存在しない。偶然としても。
大概は演出に過ぎない。こんな言葉も。そう思ってる。
だけども如何せん解りやすいし。不快ではないからそれのほうがアルコールのように浸透して
心酔させる。
本当はきっと、味もしないし、ただただ地味なのです。
敵も居ない。何かのせいにするものもいない。なにかも味方も居なければ敵も居ない。
ましてやわかりやすい正義も無い。
そんな物だとも思う。

世の中は往々にしてクソでいい。
勝手にやってくれ、滅びてくれ。
おれがどうこう考えたところで、おれの好きになる世の中は存在しないだろうし
したところで多分皆の新しいクソな世の中でしかない。
世の中というのも理想的な敵なんだろうなきっと。


それではまた。