2011/05/27







「眠る木々」という去年の12月に撮影した短い映像作品をyoutubeに載せた。
ツイッターにぼそぼそとつぶやくのも違うなぁと思ったので、ここで少しばかり言いたい事などを。




「生命は死を前提に生きていて、この風景は幾つもの死体を積み重ねて形成されたもの。
土も、池も、みな流された血液と死体である。しかし、この風景は穏やかでそれでいて
悲鳴や声が聞こえるわけでもなく、静かなものである。」
そんなことをぼーっと思っていた時期があり、頭の悪そうな企画書を持っていったら
ひょんなことで採用されたので撮影に踏み込んだ作品。
植物の静寂さと、生命感の無さに着目していました。
自分が誰とも話せない孤独の存在として生き続ける、
脳死した自分の身体が、植物として風景に、積み重なった死体に、
溶け込んでいくっていうのを表現したかったのかなあ。
やっぱり、いざ作ってみると難しいものがあったけれど。

途中の音楽や風の音などはRoland juno-6等で制作しました。
私の科の人が何人か協力してくれて、
キャストは前から音楽の話などで気の合う同級生のyoshimi yukiさんが出演してくれました。
「眠る木々」というタイトルに関しては完全にアップロードする直前に思いつきました。
良くある話です。

しかし、映像は己の未熟さを本当に赤裸々にしますね。いや、どんな表現でもそうか。


それでは。

2 件のコメント:

  1. 死を前提として生きてるってのはもう哲学的に否定されてるじゃないか。

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  2. 作品の内容を考えると「死を前提として生きている」
    というのはちょっと話が飛躍してしまっていますね。
    それと哲学に対しての決定的な勉強不足です。ご指摘ありがとうございます。

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