2013/02/26

レコーディングの日程が決まり、フィルムリールもようやく新年からの動きが見えてきそうだ。
これはまた後日に詳細情報を記載しようかと思う。


そうそう、先日の日記が簡単に書くとかいいつつ長文になったので言えなかったのだが
おれがおれなりに考えているエフェクターのはなしを。

エフェクターというのは踏むと音色が変わるスイッチ付きの箱。です。多分、一般的には。
よくライブでバンドメンが客席から見えないのに躍起になって踏んでるスイッチです。
知らない人にとってはまず、どうでもいいものだと思ってます。

エレキギターを弾く人は思うに、
音質とかを気にしすぎてよくわからん方向に向かうんです。
簡単にいうと「それ踏んでも踏まなくても別に変わらないじゃないか」ってことです。
オーディオマニアにもありがちなんだけど、
やたらめたらとオーバースペック過ぎている。
趣味なのですと言われたらそれまでだけど、豪勢なもの使いまくってるひとに限って
けっこうがっかりしてしまう。僻み根性と言われても仕方が無いかな。
エフェクターを効果的に扱うのであれば...まあ、エフェクトって効果って意味だからこの言い回しは滑稽かもしれないけど、
ずば抜けた音質よりも音色の面白さ、色濃さが出ているものが良いなあって思ってます。
つまみを弄って音が変わっていき、色々な音色を混ぜていく。というほうが僕は
生産的というか、表現力として利に適っているなあと思うのです。
画材だけでは絵は作れないし、良いカメラで適当に撮っても画質だけが良いだけだと思うし。

エフェクターはシンセサイザーのように、楽器として扱うというか。
楽器の補正機能ではないように扱うというか。わりと常にそう思っているつもりです。



それではまた。

2013/02/20


夕方をぼうっと起きているのは怖いもんだな。
朝の間に夕方へ構えて、夜を迎える。そうしないと不意打ちを食らう。
あるいは、夕方まで眠って、ひたすら眠り疲れたところで夜を迎える。完璧だ。

ちょっと何言ってんのかわからないひとは多分大方まじめなひとだきっと。
そうに違いない。


あまり普段書かないことを書きます。簡単に。
自分の作曲方法。作曲といえるのかは別として。

1.楽器に向かう。楽器を弾く。適当に。あんまりなにかに捕われずに。
2.よいフレーズ(連続して使用されるメロディ)を見つける。
3.ループさせる。(リフを録音して、連続で鳴らしてくれるエフェクターを使う。サンプラーともいう)
4.ベースを重ね,ドラムパッドを指でぽちぽちしながら,だいたいの構成を決める。
5.歌う。ラララと。ハミング的な歌のメロディから徐々に音階を探りながら考えてみる。
6.あ。いいな。これ良いし録音しておこう。
7.レコーダーで録音。その間考えたメロディなどを歌っておく。

もちろんほんの2小節程度のフレーズループでは曲の完成とはなかなか呼びにくいです。
ヒップホップの方々はサンプラーで録音した2小節フレーズの抜き差しで曲を作ったりもしますが、
ルーパーというのは大概、高級機を除いて音の抜き差しは出来ず、ひたすら重ねていくものなので、
それだけで曲を作っていくには少し厳しいです。ちなみに私の使用しているエフェクターは
BOSSのDD-6デジタルディレイっていうものです。つまりルーパーではなくて
ルーパー機能があるディレイ(やまびこみたいな空間を出すもの)です。
5秒間(約2小節)しか録音出来ないので半分おまけ機能として付いてるようなものなのですが、
使い勝手が良いので今日まで足もとにいます。まあ、5秒しか録れないのは流石にあれかな...

8.どういう展開にするのか等をバンドのスタジオに持っていって考えていきます。
ループの段階でバンドに持ち込んで自分が考えてた構成、音色とあまり変わらない曲もあるし、大きくアレンジされる曲もあります。
それは多分バンド編成の醍醐味なんだと思います。
そういう変化によって苦しんでるバンドマンもいるんでしょうけどおれは今のところそういうのはないかな。

もちろんこれが正攻法ではないと思うし、アコギ一本で歌ったりしてバンドに持っていく方のほうが多いと思います。
その方がおれはかっこいいとも思う。おそらくおれがこの方法を多用してるのは
楽器を弾きながら気が向いたときにリアルタイムに録音へシフトしていけるってことと
音を客観的に聴きながら音を足してくっていうので、バンド編成の各パートの骨組みが解りやすくなるからってことでしょうか。
メモ帳に描くクロッキーみたいな感覚で曲制作に取り組めるんですね。

こんなかんじです。音楽やってらっしゃらない方も、もしフィルムリール聴かれる方がいたらこういうことを少し意識されて聴かれると嬉しいですね。

聞かれても無いのにこういうこと書いても仕方が無いかな...




それではまた。





2013/02/06

あけましておめでとう


ああ。2月さ。旧暦だと思ってくれ。

2013年の1月は年越しそばを食べれずにそばを目の前で見つめることから始まった。
つまるところ、胃腸炎だったのだ。

今年に入ってからはというと僕はずっと大学の方の卒業制作展に向けて
雪山を撮影をして、現像をして、雪山を撮影をして、、といった感じでした。
それでも実はコンスタントにバンドは動いていました。朝っぱらからね。
27,28日に卒業制作展で、35mmリバーサルフィルムを使用した空間展示をやっていた。
一日目終了の時に片付けで入ろうとしたら、一人女の子がずっと観ていたので
僕はそれだけでも感動した。他にも、驚くこともあったけど。
正直、展示という形での発表は一切してこなかったので、これからの機会に
またやりたいなって。凡庸な感想ですが。そう思いました。

その後、なんのために曝け出す必要があるのか、人と出会ってみたいということと
理解してもらいたいからなのか、などを考えた。
おそらく展示でもバンドのライブでも変わりはないと思っている。
そんな面倒なことをしなくていいじゃない。
好きなら好きで、それだけ一人でやってりゃいいじゃないか。と。共有する必要は一体?
あんたには解りっこ無いから。で終わらせてみる。とか。
作品がやや良くても人間が駄目だからもう全部駄目とか。(←これは人には言ってはいけないけど、割と暗黙の了解みたいな感じで決めつけてる感はあるんだろうなって思う)
....こういったことを少し話せる方と今度話してみたい。

2月に入ってからは一回頭の中を空っぽにして、バンドをやっていることについて
考えた。おお。そうか。そうだよな。そうだそうだ。そうだよ。おいおい。って。

2月下旬からFILMREELはレコーディングを行います。フリーランスで活動している
レコーディングエンジニアの石川氏を招き、自由に、実験を兼ねて録ってもらう。
僕らも良い形で皆さんに聴かせられるととても嬉しい。良い曲なのです。

4月6日に溝ノ口12bunchにて僕らのライブイベントを企画する予定なので、
是非来てほしい。

それでは。お気をつけて。

村井